ツナワタリマイライフ

日常ネタから技術ネタ、音楽ネタまで何でも書きます。

デブサミ2018に参加した

はじめに

参加しました。

event.shoeisha.jp

あまりのひとの多さに参加したのは1日目のみ。

見たセッションや気になったセッションをまとめておきます。

【15-D-1】技術選定の審美眼

若干遅れて入りました。以下の記事がよくまとまってますね。

www.publickey1.jp

時間が余ったら話そうとしていたものも聞きたかったですね。

togetter.com

speakerdeck.com

  • 長く変わらない技術には強い抽象という共通点がある。
  • 技術には螺旋があって各周回ごとに差がある

結局何を持って審美眼を養えばいいのか。

今の時代が、前の時代と何が違うのかを見抜くこと。(螺旋の差)、変わらないものには強い抽象がある。今ホットな技術にそれがあるか?ということですね。

【15-E-2】Googleのネットワーク開発に見るITエンジニアリングの本質

JTF2017で発表されてるものと同じようだったので、すでに聞いていたので抜けちゃいました。

Googleのテクノロジーから見えてくるITエンジニアリングの発想「ITエンジニアの本質」を考える~July Tech Festa 2017 基調講演 (1/3):CodeZine(コードジン)

【15-B-L】Spinnakerで実現するデプロイの自動化

登壇資料はアップされてないんですかね?残念。自分のメモ貼ってみる。

アップされてました!

www.slideshare.net

  • どのアプリでも同じデプロイがしたい => API差異を吸収する必要があった
  • pipeline
    • bake (AMIイメージ作成) (中ではpackerが動いている)
    • deploy
    • ...
  • サポートプロバイダ
  • 検証した
    • staging) github -> jenkins -> spinaker -> slack通知 -> 承認
      • deploy okのslackメッセージは変更できない
      • spinekerからサーバ状態が一目でわかる
    • production) blue/green deployment -> 切り戻し
  • メリット
    • あると便利なデプロイ手法を網羅(blue/greenのこと)
    • 1つのspinekerの画面だけで進捗状況を確認できる
  • デメリット
    • 若干動作不安定
    • AWSだとサブネット名が決まった名前しかつけられない
    • AWSだとセキュリティグループ送信元/送信先IPアドレスを指定できない?
      • じゃあどうするの?AWSコンソール上で作るしかない
  • まとめ
    • spinekerのトラシュ苦労(spinekerがマイクロサービスで、追いかけるのが大変)
    • 発展途上のOSS、まだまだこれから。
  • 疑問
    • どこまで自分たちで設定して、どこまでspinekerがやってくれる?
      • 抽象化された設定をかけばどのプロバイダでもできる?
      • terraformのGUIでリッチにしたversion?
    • この例は文字表示させるだけのweb appだったけど、どんなappが向いてる/向いてないはある?
    • マルチクラウド対応
      • 移行は何もせずできる?
      • 複数をまたがってデプロイできる?

興味はわきましたが、terraformのGUI+リッチな感じ?といったイメージでした。使ってみたいですね。

【15-D-3】人生20年説・好きな事と得意な事を仕事にしていけるかも知れないエンジニア人生のヒント

google中井さんのこちらの発表は聞きました。

togetter.com

メモをはっておく

  • 裏話
    • 個人枠できた
    • AMはgoogleのスポンサー枠、余ってたから喋ってと言われてきた
  • 1971大阪生まれ->京都大学修士課程(物理)->株式会社アップ->IBM->レッドハット->グーグルクラウドジャパン
  • 人生20年説?
    • 森つよし
    • 長い人生1つのことだけやれなくない?人生20年と割り切って、20年が4回あると思おう
  • 中井さんの場合は人生5年説
    • 5年やると一通りわかったしもういいかな感
    • 変化が激しいIT業界とはいえ、別領域にいくのはチャレンジング
  • キャリアアップを支えた(る)技術
    • 転機になるイベントがあった
      • 海外カンファレンス
      • 書籍出版
    • IBM時代に編集者に声かけられた
      • 流行りのもの書いても長く読まれない
      • 自分の得意分野、地に足ついたような分野のほうがいいよ
      • 「自分の経験を読者に伝えてください」「本を書くために勉強しなくていい」
    • 書籍執筆を支えた経験
      • 大学院->予備校講師
        • 理解すると教えたくなる
  • キャリアアップを支えた技術(まとめ)
    • 複数の得意分野を併せ持つことで「自分だけの価値」を生み出してみましょう
    • 「今の自分には不要かもしれないけれど、面白そう」と思えるトピックを見つけて学び続けることをお勧めします
    • 変化の激しいIT業界で「長く効く」のはとにかく原理原則を学ぶこと
      • 全然関係ない分野でも根本が同じ、とかはよくある
  • 疑問k
  • これまで身につけた技術
    • 最先端物理はある程度やりきった、博士課程(生み出す)のはいいかなあ
      • 大学院時代にUnixシステム管理は並列でやってた
    • 予備校講師は別にやりたいわけではなかった
      • 就活の仕方よくわからなくて、マイナビ登録してレスがきて物理なら教えられるかなーで採用
      • アプリシステム開発を並列してやってた
        • 先生用の成績管理システム作った
      • 毎年5年間同じこと教えてるとやりきった感(もういいかな)
    • 大手ITベンダいろんあところに応募して、IBMだけから返事きた
      • 人手少なかったらしい
      • IBM時代もLinux勉強してた
    • RedHat
      • Linuxのプリセールスしてたけど、IBMでは物足りなかった
      • Linuxより一段上のレイヤーに目をつけていた
      • RedHatクラウドビジネス立ち上げますと面接で言った
    • Google Cloud Japanへ
  • 感想
    • 同期に原理原則を学ぶやついるけどやっぱり理解のスピードが速いからその通りなんだろうなと思う
    • ちょうど中井さんは次に流行りそうなことを趣味でやってたわけだけど、誰もがそういうものを持ってないだろうなぁ

【15-C-4】多様なビジネスドメイン、サービスフェーズが混在する中での組織戦略と技術戦略

speakerdeck.com

やってきたことが情報量が多くいまいちわかりづらかったんですが、組織的なアプローチで解消したんでしょうが。

ボトムアップで改善や挑戦があがるのはとても良い組織ですが、リクルートほど大きい組織だと当然難しいところもでるはずで、もっと話を聞いてみたいと思いました。

【15-D-6】GitHubの開発フローにおけるサポートエンジニアの役割

個人的に1番聞いてよかった公演。

speakerdeck.com

  • 自己紹介
    • dblmkt
    • ykst
    • 入門Kubernetes翻訳
  • GitHub is how people build software
  • GitHubを動かす技術
  • GitHubでの開発の流れ
    • GitHub上で完結している
    • GitHub-flow
    • デプロイしてからマージ(マージしてからデプロイではない)
      • ChatOps
      • masterは常にデプロイ可能な状態
      • hubotでデプロイキュー管理
      • HAYSTACKというところにすべてのエラーがくるのでデプロイ後はここを見る
  • GitHub Enterprise Support
    • 仮想マシンにのったgithub.com + 管理機能
    • github.comの問い合わせ
      • git/githubの使い方
      • 間違って消したリポジトリの復旧依頼
      • バグ報告、機能改善要望
    • github enterpriseの問い合わせ
      • 管理者からの問い合わせが多い
        • ユーザアクションの管理
        • レプリケーションの設定方法
        • パフォーマンス問題の解決方法
          • インフラよりの知識が求められる
        • 管理機能のバグ報告、機能改善要望
    • githubのサポート
      • レベルわけしない
      • Tier1,2,3...とわけない
    • 全世界をタイムゾーンで3つにわけで、8時間ずつ、トータル24時間サポートできるようにしている
      • 日本語サポート、3名
  • サポートエンジニアの開発への関わり方
    • バグ報告
      • 全体の3割がサポートからのissue
    • 修正の必要に迫られる(開発に手があいてるひとがいない)
    • 日本にGithub enterprise開発者がいない
      • APACリージョンにはいるけど、数が少ない
      • 時差によるコミュニケーションのオーバーヘッド
      • マルチバイト文字の扱い
    • 開発したい気持ちがある
      • サポートだけだと新しいことを覚えにくい(お客様対応だけしてると)
      • 主業務はサポートだけど、開発に関わるのは推奨してる
      • 結果、PRも4割がサポートエンジニアから(すごい!)
    • サポートエンジニアはお客様のSRE
      • SREは自社サービス
      • サポートエンジニアはお客様のサービスの信頼性を担保(SRE)
    • SREは50%以上開発に時間を充てるべき
      • サポートエンジニアも同じ?
    • サポートエンジニアも開発に積極的に関わろう
    • 開発したいエンジニアのキャリアパスとしてもあり
  • 登壇者について
    • 前職はインフラエンジニアだった
    • 今の職種になってからコード触るようになった、
    • 開発もしたいけどお客様とのやりとりもしたいって人にもオススメ
    • テクニカルであるけど、お客様とやりとりがある
  • おわりに
    • 日本語サポートあるよ
    • 日本語ドキュメントもうすぐでるよ(翻訳中)
    • 日本語Webサイト3月にでるよ
    • Sattelite Tokyo開催決定!3月下旬に情報公開されます
  • We are hiring

入門kubernetes買うし、githubで働きたいです!

おわりに

とにかくひとが多くて、移動もストレスだし、はやくいかないと座れないのはしんどいですね。個人的にはもう少しゆとりのあるイベントのほうが好みです。

公演は聞けなかったのですが、カイゼンジャーニーは購入しました。たぶん作者のひとが通りすがりに「その本いいよ」って言ってくれたのが面白かったです。

デブサミの公演はそれなりに厳選されたひとが発表していると思うので来年もどちらかは参加したいしできるなら登壇したいですね。