はじめに
ブログ、noteという媒体で今は文章を書いて公開していますが、その質に関しては今まで関与してきませんでした。markdownによる見出し程度で、それも絶対的な基準があるわけでもない。読みやすい文章とは何か、ということを自問してきてはいますが、基本的には浮かぶものをそのまま書いています。
自分自身、誤字脱字は気になるもので、記事を公開して見直したあとに気づいて修正することがよくあります。誤字脱字が多いと悩んでる友人もいることから、いかに楽に減らせないか、については以前より考えていました。
それに加えて、自分自身が、モノを書くということへの興味が増えたことも理由としてあります。Webメディアでものを書くライターさんの記事を好んで読むようになり、(とはいえ、このブログも立派なメディアですね)そういう道もぼんやりと考えてきているように思えます。エンジニアという仕事柄、技術文章をうまく書くことに関心があるのはもちろんのこと、私的な文章でも質を考えようと思い始めたんですね。
今回は記事を書くスタイルから、どうやって文章の質を機械的に担保するかを考えていきます。
執筆スタイル
はてなブログであればはてなブログの記事編集ページ、noteでいえばnoteの記事投稿ページで、web上でやっています。原始的すぎますね。noteはわかりませんが、はてなブログは自動バックアップが取られているので、誤ってブラウザの戻るや閉じるを押しても安心です。
おそらく多くの方はエディタを使ってローカルに書いた後、web上にアップロードされると思います。おそらくこのローカルに書いたフェーズで何らかの文章校正をしているのではないでしょうか。自分で調べた限りでどんなツールが自分に合うか調べてみます。
文章校正ツール
RedPen
以前、ドキュメント作成をCIしましょうよって本で出てきた、技術文書の校正ツールです。以下の記事、本質はAsciidocについてですが、その本について触れています。
で、このRedPen、おそらく実際に使うならローカルで書いたあとに、コマンドを叩く流れになると思いますが、お試しとしてWeb上で試すことができます。
試しに、この記事のここまでの部分をかけてみました。
46件(笑) まず1文に30文字以上という点で多くひっかかっています。確かに長い文章は短くすべきという点に同意します。次にdouble joshi wordといって、「て」が続いている文章を注意してくれています。次に文章の冒頭にスペースをいれろという注意。これは無視してもいいでしょう。他には同じ単語が繰り返されると怒ってくれたりします。
時間はかからず、カスタマイズも可能なので有用ですが、使い慣れるまでにカスタマイズをすることに時間がかかりそうです。また、あくまで技術文章向けなので、どこまで制約をかけるかのさじ加減が難しいところです。
ただ技術文章に対するCIへの取り組みで触っておきたい気もするので、今のところ「利用してみてもいいかも」な感触です。
文章校正ツール
以下のページのツールです。こちらも同様に同じ文章をかけてみましょう。
http://so-zou.jp/web-app/text/proofreading/
…処理にかなり時間がかかるのでナシです。
日本語校正サポート
解析結果は速いですね。ただ「難読」とあるように、よりこっちの表現がいいよ、ということを勧めてくれる感じです。
ただ設定はカスタマイズできるようなので、最終チェックにかけてみて修正するかどうかはこちらで検討、といったレベルになるでしょう。
Enno
指摘は2箇所。確かに正しい指摘と思いますが、少ないですね。
これまでのまとめ
比較対象がWeb系のものだけなので、足りてないと思いますが、現状だと勉強をかねてRedPenにするかぁ、といった感触です。
校正機能があるエディタを使うのが一番良いとは思うんですが、私は普段使っているエディタかmarkdownエディタとprogramming用を兼ねてるAtomを使っています。ブログ用にエディタを増やしたくない思いが強いです。
また、悩みどころが、はてなへlinkを貼った時の自動変換機能と、Amazonの商品貼り付けです。これがあってはてなのエディタで直接編集しています。リアルタイムの校正をとるか、はてなの便利な貼り付け機能をリアルタイムにするか、トレードオフですね。
正直はてなはプレビューが画面が変わってしまってめんどくさいのでほとんどプレビューしていません。
Atomのmarkdownプレビューを横にしながら書きつつ、終わったらRedPenを叩いて文章の質を修正して、最後にはてなエディタに書いてリンクやアフィリエイトを整備して最終チェックする、という流れになりそうです。
おわりに
自分のブログ記事の質にここまで労力をかけるべきか、という問いはありますが、やってみようと思います。まずはRedPen導入しようっと。