はじめに
この記事を読んで、衝動的にエディタを立ち上げているところ。空港へのバスでゴリゴリ書いています。
記事内容に対する言及ではないです。
エンジニアの生存戦略
エンジニアとして生きていくには、それなりの生存戦略が必要だ。生存なんて言葉使う必要がないほど引く手あまたの優秀なエンジニアもいるだろう。世界あちこちの会社に移り変わって自分のキャリアを築いていくエンジニア。どこでも仕事ができる職だからこそでもある。
しかしその優秀なエンジニアにはとうていなれない、なりたい、迷えるエンジニアは当然生存戦略を考えて行動しなければ生きていけない。だって、お金を出してくれるひとがいなけりゃ、死ぬんだよ。ではどうやってお金を稼ぐか。そこには技術的価値という言葉がある。
技術的価値
別の機会にあらためて書こうと思ったが、技術的価値とは何だろうという壁にぶつかっている。あなたの技術力とは。そもそも技術とは。価値とは。誰が価値を決めるのか。プロダクトにお金を出すひとか。雇用してくれるひとなのか。
結局新卒で大手に入社した僕はその将来の価値に投資してもらってるだけで、今はとうてい技術的価値を発揮しているとはいえないだろう。
たぶん、技術に価値という言葉がつくからややこしくなる。技術と価値をわけて考えるべきだ。
技術
技術って何ですか?って、考えたことありますか。
自分は社内制度の取得で嫌というほど考え、本当に嫌になりました。あなたの技術って何?あなたの価値って何?あなたの技術的価値って何?って問われるうちに、そもそも技術って何?んなもんねーよバーカ!(脳内の自分)となって思考停止してしまったわけですが。
そんな僕は、マイクロソフトのエヴァンジェリストの西脇さんに、公演後のQAで「技術って何でしょう」と、質問したことがある。
「同じ時間で高い生産性を出すことができること」と答えられました。
確かに、技術力がある状態を抽象的に言うとそうですよね。
じゃあ自分が他人より短時間で高い成果を出せるスキル、フィールドはどこだ?そこが得意領域となり、武器になるのでは?ってことですよね。
そして「高い生産性」はそのまま価値となる。技術と価値を別個に考えると実は同じだったりするのか?
only oneとnumber one
古臭いセリフですみません。one for all, all for oneではないです。何を言っているんだ俺は。
先に言った社内制度の取得では、自分の技術的価値を説明し、それが組織、社内で唯一であることを求められていました。
「んなもんねーよバーカ!」(脳内の自分の口が悪くなったまま治らない)
テクニックとしては、フィールドを限定的にして、この場面では自分が一番だという言い方をするということはわかりましたが、仕事が転々と変わる点でそういったものを発揮することが難しく、撃沈しました。
でも今ならそのときの自分に言ってあげられるよ、only1じゃなくてもnumber1じゃなくてもいいよと。言ってあげたいし、言ってほしかった。
長所はある。僕にも長所はあるよ。ただそれが一番かと言われると、そんな簡単にあってたまるかよと。
で、別に一番にこだわる必要なくて、一番じゃなくったって価値は価値なんだから、それを育てていこうよと、そのとき苦悩している自分に言いたい。苦しかったね、つらかったね。
一番じゃなくても、唯一じゃなくても、価値は価値だ。
すみません、リアルタイムに考えながら書いているのであんまり流れの良い文章じゃないかもしれません。
私の生存戦略
で、結局君はどう生きていくんだい?転職しなきゃと見えない何かに焦って何もアクションしていないんじゃないか?
「うるせーバーカ!!!その通りだ!!!」(脳内の自分の口がry
転職の経験はしてみたいと思うけど、それは必然ではないので、無理はしないようにします。
社内、社外関わらず自分の価値は何か?自分の得意分野は何か?ということを嫌でも問えるようになったことは、上記の経験はいい経験になりました。しぬほどつらかったけど。今でも自分はまだまだだなぁ、ダメだなぁと思うし、壁を超えられないと感じることもある。それでも少しずつ成長しているから、今の姿勢は評価したい。1年目から、何かに焦って、とにかく勉強しなきゃ死ぬって、出来がよくないんだから少しでもやんなきゃってもがいたことは、たしかに身になっている。
ナンバー1じゃなくてもオンリー1じゃなくても、他よりちょっとイケている点。
- ドキュメント作成の質と速さ
- OpenStackの知識
- インフラのトラブルシューティング
- 仮想化技術の知識
- Ruby、Capistrano、Rspec、Railsの知識
- チームビルディング
- ナレッジマネジメント
あたりは身についてきていて、Rubyが触れるインフラ・ソフトウェアエンジニアだと言えると思う。
この時点で求人がどれくらいあって、どれぐらいの給与がもらえるかとか、そういう数字、まさに価値は分からない。ないかもしれない。それでもなんとなく芽が見えてきているところ。
クラウドインフラをソフトウェアでエンジニアリングする、エンジニア。そんなポジションは気に入っているのでこれからも勉強を続けてみようと思う。
おわりに
何か言いたかったわけでもなく、ちょっと苦しかったときの自分への追悼(?)記事となってしまいました。ハハッ
関心領域、得意領域を口にして意識するだけでも違うかなと。これからも大規模クラウドサービスの性能問題や、DevOpsといったワードの背景にあるDeploy自動化、CIという分野、インフラを管理するソフトウェア開発をしてきたからこそのInfrustructure as Codeの分野をどんどん学んで、「あのひとなら詳しいっぽい!(1番ではないけど!)」を目指したいと思います。