はじめに
コピバンをいろいろやっていて、ギターボーカルのバンドが今でも2つあります。歌詞ってどうしても覚えられなくて、何なら覚える気がなくて、前までは歌詞を印刷して見ながら歌っていました。しかし生来音痴なもので、歌詞を見ながらだとそれが顕著になることに気づき、やはり歌詞は暗記せねば、と思って歌詞の暗記に挑戦したのでそのプロセスをまとめます。
楽に覚える手段はない
まず、歌詞は、覚えようと思わないと覚えられません。最近、いかに楽に、システマチックに、努力せずに覚える手段がないかと模索していましたが、暗記に関しては愚直に「覚えようとする」行為が必要不可欠です。
それでも、覚えようとする行為をする中でもすーっと進めるように段階を考えました。
- 曲を覚えるほど聴く
- 歌詞を見ながら歌う
- 曲を流さずに歌う
曲を覚えるほど聴く
まずバンドの課題曲は全部playlistにつっこんで通勤に垂れ流します。できれば聴きながら歌ってみると良い。ここは努力がいらない段階です。ひたすら聴きこんでまず曲自体を覚えること。この段階で構成を覚えてしまいます。
歌詞を見ながら歌う
このプロセス、なくてもいいんですが、まず言ってる歌詞と実際の音を結びつけます。聴いてるだけじゃ聞き取れない単語もあると思うので、それをこのフェーズで補完します。ここも覚える必要はないので、努力は必要ありません。1曲1回なら5分ですし、そんなに時間はかからない。
曲を流さずに歌う
ここが重要で、やっぱり曲と一緒に歌おうとしても、正解を歌われてしまうからいつまでたっても覚えることが出来ません。曲を流さずに歌うことで、思い出せないところがどこかを明確にでき、そこを集中して練習できます。
このフェーズはかなり努力が必要で、どうしても1時間、2時間とトータルではかかってきます。でも1度覚えてしまえば2回目以降はかなりスピードが早くなります。
また、以前読んだこの本によると、忘れて思い出すことが重要ですので、直前だけでなくかなり前の段階で1度覚えて、そのあと一回忘れて、また思い出すのが有効と思われます。
暗記する効果
音程が安定します。さらに、声量が出ます。気持よく声が出せます。ギターボーカリストは歌詞とギターの暗記は必須ですね、覚えた上でどれだけ上手に歌えるか、歌に集中できるかというところが大事だと思います。
歌詞を見ながらだと、見る→脳が認識する→声に出すっていうプロセスを減るからどうしてもcpuをそっちに取られてしまって純粋にどう歌うか、音程をどうするかってところにリソースが避けなくなるから当然っちゃ当然ですが、その効果には驚きました。
おわりに
今まで暗記してこなかった自分を殴りたい。バンドのボーカルが歌詞を見ながら歌っていたら、1度目はまだしも、2回目以降は暗記を勧めてあげてください。