ツナワタリマイライフ

日常ネタから技術ネタ、音楽ネタまで何でも書きます。

「システム思考をはじめてみよう」を読んで考える、努力や我慢をしない問題解決

はじめに

最近、いろいろ試行錯誤するうちに、いかに自分が苦労しない方法で実現できるか、という点に着目しはじめました。ダイエットも読書も貯金も勉強も、なんでもそうなんだけど、「継続すること」「習慣化すること」が大事だって頭で分かっていても続かなかったりしますよね。

ダイエットをする。食事を「我慢」する。勉強をする。朝「頑張って」起きる。こういう我慢や努力って続くはずがなくって、それよりは、食事を家から持って行って昼になって高いカロリーのものを選ばざるを得ない状況にするとか、朝起きれる時間に寝るとか、そういう「仕組み」作りのほうが大事だと気づき始めていました。

そう、なんでもシステマチックに解決したいと。苦労はしたくない。なんでも。

そう思っていたときにこの本に出会いました。

システム思考をはじめてみよう

システム思考をはじめてみよう

システム思考をはじめてみよう

実は自分が考えていたことと、近からず遠からずといった内容だったんですが、簡単に紹介します。

変化が当たり前のこの世界で生き残るため、地球が存在し続けるため、社会がありつづけるためにどうしたらいいのか、とシステム思考で解決しようと試みた作者のエッセイ集。

つながり思考とも言われる、あらゆるものは伝搬し影響をする、良いことも悪いことも、という考え方をベースに、全体を俯瞰できるようにし、最適な解決策を見出そう、という内容だと受け取りました。

これ、作者が書いたエッセイからたった8つしか載ってないので、もう少し深く、一緒に考えたいと思う。次はこの本を読む。

世界はシステムで動く ―― いま起きていることの本質をつかむ考え方

世界はシステムで動く ―― いま起きていることの本質をつかむ考え方

ステマチックに解決する

一旦持論をまとめておこう。

ステマチックに貯金

何かを実践して、気づいたら溜まっているという状態にしたい。そりゃ全ての支出をノートもしくはアプリに記録して、可視化するのがいいに決まってるよ、でもそれはめんどくさすぎる。zaimにしたって毎回レシートを保存して写真を撮る、会計のたびに入力する、それって全ての会計でできますか?そして一生続けることができますか?常に頭にそれをしなきゃ、と考えて脳のメモリを専有し続けるほうが僕はコストが高いと考えます。

だからよく言われるのは給料天引きが1番いいよってことですよね、やってないんですけどね。(笑)

とりあえずコンビニ飯を冷凍食品に変えたのでそれで様子を見ます。

あともう1つは小銭貯金。財布の小銭を気が向いた時にザーっと全部出せば、財布は軽くなるし、会計のときに小銭を考えずに出せるから楽です。ただこれ、現金化することが困難という問題があり、あまり良い方法でない気がしています。こちらは今後計測して銀行に持っていく予定ですが、それにコストがかかる。。。

ステマチックにダイエット

家に帰って着替えてジョギングに行く、家から荷物を持って仕事終わりにジムに行く。これは夜の予定が入ることや残業が入ることで阻害されるリスクがあるし、何よりめんどくさいです。これは続かない。

通勤で歩く。しかも早歩き。これには満員電車を回避できること、電車遅延のリスクを排除できるメリットがあります。そして会社に着く時間は変わらない。通勤は絶対にしなきゃいけないのだから、必須のフローに取り入れてしまうほうがいいと考え、実践してます。すこーーしずつ痩せてきたかな。

ちなみに早歩きについては以下の本について記事を書きました。

take-she12.hatenablog.com

ステマチックに楽器の練習

まず最初に「これだけ見れば大丈夫」というノートを作ります。バンドスコアの自分のパート部分だけ抽出したものだと考えてもらえればいいです。そうすればページをめくる手間がなくなるのと、それを作ることで全体が見えて、難易度や完成までの距離が見えやすくなります。これをはじめてからはかなり効率が良くなったと感じてます。

あと、最近は脳の記憶に関する本を読んでいますが、脳は記憶と検索二種類の機能を持っていて、いかに検索をするためのきっかけを増やすか、検索回数を増やすことで取り出しやすくなる、とあります。そのためには最初に1冊のノートを作ってから、毎日でも1日起きでもいいので、10分でも20分でも演奏して、中途半端な状態でやめる。そしてまた別の日にやる、とすれば「気づいたら覚えている」という状態を作り出せます。とっても苦労しません。

脳が認める勉強法――「学習の科学」が明かす驚きの真実!

脳が認める勉強法――「学習の科学」が明かす驚きの真実!

今は歌詞を覚える方法を模索中。。。

ステマチックに英語を学ぶ

TOEICのための英語の勉強がしぬほどやりたくなくて放置していた2年間、ようやく「英語で電話会議してる先輩がカッコいい」「仕事で英語のドキュメントを読むことが増えてきた」という実用上の理由で英語の学習モチベーションがあがりました。

ではどうやって英語を学ぶか?単語帳を覚え直すなんて絶対したくない。ならプログラミング言語を英語の本で学ぼうぜ!という素晴らしいアプローチを同期氏が提案してくれたので、今はそれを実践しています。ちなみに読む本は以下。無料だ!素晴らしい!

JavaScript the Good Parts

http://bdcampbell.net/javascript/book/javascript_the_good_parts.pdf

英語力がない状態だと、読み取った内容が正しいか自信が持てない点が懸念だけど、それも3人で学ぶことで答え合わせができるのがとっても大きいですね。

おわりに

ステマチック、すなわち順序と計画で特徴づけられる方法、という方法を日常のあらゆるものに取り入れることで、苦労せずに解決する考え方について紹介しました。もう人々は努力をする必要はありません。自分が苦労しない方法を見つけるほうに注力しましょう。

いろいろ試してみて、できることとできないことを見つけましょう。できなくても、続かなくても落胆する必要はありません。あなた自身が怠惰なのではなく、方法が悪いのです。

この考え方に気づけたのは、最近の1番の収穫。