ツナワタリマイライフ

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マシュマロテストから考える自制スキル

マシュマロテスト?

マシュマロ・テスト:成功する子・しない子

マシュマロ・テスト:成功する子・しない子

子どもにマシュマロ(のような魅力的なご褒美)を今すぐ1個食べるか、しばらく待って2個食べるかを選ばせるテスト。そして待てた子ども(すなわち我慢し、先の利益を優先する「自制」ができた子)が大人になってから、学力は高く、肥満になりにくく、社会的に成功していることが分かったのである。

クールシステムとホットシステム

さらに人間には衝動的にその欲求を満たしたくなる「ホットシステム」と冷静に価値判断をする「クールシステム」の二種類が常にせめぎあっている。自制のためにはホットシステムを冷却してクールシステムに変換することが必要だ。みんなも「あれを食べたい!!!」という衝動が来たあと、しばらく時間が経てば「別に食べなくても平気だなあ」と思った経験はあるだろう。この即時判断こそが自制を妨げる正体だ。

私にとって必要な自制

特に経済面での自制は弱い。貯金ができない。体型も痩せているわけではないし、脂肪はもっと減らすべきだと思う。おそらく食事の摂取や、衝動買い(この衝動こそがホットシステムである)は「先延ばし」することが有効なテクニックであることがよくわかった。

自制の先

さらに自制を超えて「行動を継続する」ことについてはどうだろうか。運動を継続することかもしれないし、勉強を継続することかもしれない。それも「今やるかやらないか」で他の選択肢を選ぶかどうかだから、同じことなんだろうな。選択の連続であるということは自制の連続でもある。

まとめ

本書でも語られていたが「自制」ばかりの人生はひどくつまらないものだろう。ただし、自制ができるひとでなければ真の自由にはなれず、豊かな人生は送れないことは確かだ。自制をした上で、たまには自分にご褒美を。(マシュマロを)そんな風にまずは自分が生きていきたい。教育者だけでなく、あらゆるひとにおすすめの本。